プライベートブランドローソン缶チューハイ

「無理ムリむり」くらレモン泡盛ハイボール「解説&実飲レビュー」

ぶっ飛んだ事をやるのに定評があるローソン企画シリーズ。

その中から今回はこちらをチョイスして行きましょう。

くらレモン泡盛ハイボール!

商品説明

先日ローソンの企画シリーズから3本のチューハイがリリースされました。

1つは酒にプロテインをぶち込んだ狂気の品であるプロテinCHU-HI

もう1つは失われた水分を即座に補給出来るんじゃないかと思わせられるスポーツドリンクテイストサワー

そしてトリを飾るのはこちら、くらレモン泡盛ハイボールでございます。

ローソン企画という事で当然ローソンで購入して来たわけですが、やはり企画という事もあってぶっ飛んだものを作っておりますね。

気になるお値段ですが、生意気にも350mlで税込218円とチューハイにしては割高。

この企画シリーズのチューハイでは最も高い価格設定でございます。

まあね、1番高いって言う事は1番美味いんだろうと期待だけはしておきましょう。

それではこちらの訳わからないチューハイ、しっかりと基本情報と特徴の確認と参ります。

基本情報

◆製造元→ヘリオス酒造

◆ベース→泡盛古酒「くら」(のハイボール)

◆アルコール度数→5%

◆プリン体&糖類→数値不明。糖類は入ってる

◆果汁→レモン果汁使用(数値不明)

製造元は沖縄にある泡盛で有名なヘリオス酒造でございますね。

特に今回は三年熟成古酒の「くら」という泡盛を使用しております。

こちらのくらですが、泡盛の入門編としてオススメされており、3年以上専用のオーク樽で寝かせる事により泡盛独特の個性豊かなコクへと変化。

甘く華やかな香りをまとったロングセラー泡盛なのでございます。

実に美味しそうですね。

ただ1つ、良く見て欲しい。

これはそんな泡盛くらのストレートではありません。「ハイボール」なのでございます。

ヘリオス酒造さんの公式でも泡盛ハイボールはレシピとしてオススメされておりますが、それはあくまで公式。

今回のこれはローソンの企画物という事で

公式の意図とは異なり余計な事しやがった可能性が浮上してくるのですよ。

特にこれは税込218円という安酒缶チューハイ。

さらに本来の泡盛から大幅に度数が落ちた5%。

嫌な予感がじわじわと込み上げて来ますね。

ちゃんとした製造元様には大変申し訳ありませんが、この手の物には疑ってかかるのが性分でございますので予めお詫び申し上げます。

怒られるの怖いので怒らないで下さい。

さてさて、原材料もちゃんと確認してみましょう。

原材料チェック

まあ表記上はシンプルで分かりやすいんですけどね。

泡盛にレモン果汁と糖類をぶち込んだだけの物です。

ここまででこの説明に違和感を覚えた人も居るかと思いますが、お察しの通りでございます。

なんとこのチューハイ、成分表の表記がございません。

カロリーやら糖質やらがさっぱり分からないのです。

なのでこれを分かる範囲で補足して説明すると、

泡盛(を炭酸水で割ったと思われるハイボール)にレモン果汁(何のレモンが何%か分からん)と糖類(グラム不明で甘さも読めない)をぶち込んだ(+何の香料かさっぱり分からない香料が入っている)物。

という事になります。

余計な事は書かないという日本社会の闇をそこはかとなく感じますね。

さて恐怖心が込み上げて来たところで、実際に注いでいって参りましょうかね。

グラスに注いでみる

なんか臭い…?

失礼。炭酸はそこそこしっかりしていて、ちゃんとハイボールしてる感がありますね。

色はやや黄色がかっているのですが、やや濁り気味です。薄めの琥珀色と言いましょうか。

元となったくら泡盛は綺麗な琥珀色との事ですので、まあチューハイになる過程で何かが起きてしまったんでしょう。

そして香りが…ダメだ無理かもしれない。グラスの外にまで飛んでくる香りがそこそこしっかり臭いです。

ちょっと追加で注ぎつつ近づいて嗅いでみましょうか。

うっわ本当にダメかもしれない…

本当に5%なのか疑わしい程バッチバチに酒臭いです。

これが純粋にストレートやロックだったら良いのですが、水々しさのカケラも感じられない無いレモンのカスの様な香りも混じっているせいで中々ヤバイ事になっています。

正直もうイエローからレッドアラートが鳴り出す所まで来ていますが…実飲レビューと行きましょう。

気乗りしない…

実飲レビュー!

マズいマズいダメだこれ。

ファーストアタックで香り通りの泡盛が来るのですが、これが度数を5%に落とした事による弊害なのか、本当に香りだけで拍子抜け。

度数を落とす過程で3回くらい泡盛を洗ったんじゃないかっていうくらい味が薄く、酒本来のコクや深みが何もない。ただ臭いだけという始末。

これがアルコール部分。

そしてアルコールが落ち着いたらレモンが顔を出すのですが、これがまたとにかくマズい。

果実感とかまでは求めていませんでしたが、それにしたって爽やかさとか酸味とかが何一つありません。

大量のガムシロップにちょっとだけポッカレモンを垂らしたような、ベッタベタのカスみたいな味がジワーーーーっと広がって口内にへばりついていくのです。

これがただただ気持ち悪い。

他のレモンチューハイって丸ごととか浸漬酒等で各社色々と工夫されていますが、それって本当にユーザーへ美味しいものを届けるために努力しているんだなと再認識させられますね。

もう雑すぎる。

エンドに向かってこのレモンは消滅してくれた後、樽の香りを纏った酒の香りがふわーっとやってきます。

この香りはとても良いですね。

っていうかこれ、元となった泡盛古酒くらはほぼ間違いなくしっかり美味しいんだと思います。そんな片鱗を感じました。

まあこの一瞬美味しい香りがしたと思ったら、なんというかまた臭いだけになるんですけどね。

どうしたもんですかね…美味しさの片鱗が見えたのだけは僥倖ですが、マズ過ぎて辛い…

総評とあとがき

気合いだけで完飲しました。

総評として短くまとめますと、

元になった美味しいはずの泡盛に余計な事して全てを台無しにしたヤバイ缶チューハイ

といった評価です。

もっと言うとですね、

はっきり言ってマズ過ぎて2度と買いたくないレベルです。

まさかあのトップ◯リュよりヤバイ物に巡り会えるとは思ってもみませんでしたよ。

度数を無理矢理下げた影響で本来のコクや深みが無くなってしまい、適当なレモンを足した結果といったところでしょうか。

製造元がこれでオッケーを出したのか正直気がかりになる次元の仕上がりです。

ちなみに元になった泡盛「三年熟成古酒くら」ですが、こちらはモンドセレクション最高金賞を受賞しており、一般レビューもかなりの高評価を得ている立派な泡盛でございます。

度数は25度ですので、本来ハイボール化するのであれば十数%の度数が風味やコクを損なわない美味しいところなんでしょう。

公式レシピでも1:1がスタンダードな飲み方と紹介されております。

5%といったら本来の1/5ですからね。そりゃあ香り以外全部無くなるってもんだと言われればその通りなんでしょうね。

それでも樽の香りが残っているのは大したものだと思います。

是非元になった三年熟成古酒「くら」をちゃんと味わってみたくなる、そんな企画商品でございました。

この缶チューハイは2度と買いたくありませんがね!

では!

参考価格

元となったのがこちら。基本的には沖縄限定、Amazon発送だと2,389円で送料がかからないのでお得です。気になった方は是非。

チューハイの方はローソンで買ってください。

他のローソン企画実飲レビュー

成分表

成分 100mlあたり
エネルギー データ表記無し
たんぱく質 データ表記無し
脂質 データ表記無し
炭水化物 データ表記無し
ー糖類 データ表記無し
食塩相当量 データ表記無し
プリン体 データ表記無し

データ表記、無し!

言いたい放題言ってる人
安酒マイスター

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