Vマークプライベートブランド缶チューハイ

「だからそうじゃない」Vマーク ストロングチューハイグレープフルーツ「9%」

どこで買えば良いのか探索する事も醍醐味であるプライベートブランドから、今宵も1つピックアップして参りましょう。今回はこちら

Vマーク ストロングチューハイグレープフルーツ!

商品情報

えぇVマーク第二弾でございます。どうせならコンプリートしてやりますとも。

以前同じVマークの無糖という名のライムトニックもどきを飲んだ際に色々書きはしたのですが、もう一度プライベートブランドについて簡単にご説明致しましょう。

大事な事ですからね。

まずこの正面から高らかに主張してくるVマークとやらでざいますが、

なんとこれは私鉄系スーパーマーケットの共同開発商品とのことでございます。

この様な小売店等が企画、独自のブランドで販売しているのをプライベートブランドと呼ぶのですが、これのメリットは何と言っても低価格であるという事。

ストゼロがAmazon価格でおおよそ119円に対し、こちらは店頭で買っても108円とお安くなっております。同じ度数、フレーバーの他社商品に比べて開発、流通コストが抑えられている分安く我々の元へ届けられる。という事ですね。

で、これからが本題。

この安酒界隈は非常に激戦区であり、いかに安く、如何に美味しいチューハイを開発できるかを大手老舗メーカーが常に模索し続けており、残念ながらそれでもなお微妙に外してしまう物が出来上がったりしてしまいます。

特にこの人をダメにする9%ストロングシリーズは酒臭さをどう扱うかが非常に難しく、失敗すると地獄の液体が出来上がってしまうのです。

そしてあのリニューアルを続けているトップバリュですらこのザマ苦戦している中、挑戦するのは私鉄系スーパーマケット。

という事で独自の判断リスト表を参照すると、

LEVEL1 メーカー直 安全率高
LEVEL2 専売 怪しい
LEVEL3 プライベートブランド WARNING

はいLEVEL3 WARNINGでございます。

前回の事もあるのでバッチリ警戒していきたい所存でございますね。まあなんだかんだ飲めるバランスには上手い事なってるんでしょうけども。

一応基本情報は整理しておきましょう。

基本情報

◆開発元→私鉄系スーパーマーケット共同開発

◆発売期間→不明

◆ベース→スピリッツ、ウォッカ

◆アルコール度数→9%

◆プリン体&糖類→共にゼロ

長々と語ってもしょうがないので、原材料を確認して行って参りましょう。

原材料チェック

システムオールグリーン。アセスルファムKとスクラロースという安心の人甘ハッピーセットもきちんと入っておりますね。

後はグレープフルーツ果汁と酒のバランスがどうなってるか次第でございます。

では注いでいって参りましょう。

グラスに注いでみた

お〜。炭酸は結構控えめです。私の様な炭酸苦手勢にはありがたいですが、強炭酸好きには物足りないかましれません。

色はそこそこ濃いめの白濁といった感じで、グレープフルーツ感が出ていて良いと思います。

香りは結構甘めのグレープフルーツの良い香りがしますね。酸っぱめなのかと想像してましたが、香りの段階で思っていたより甘口テイスト寄りになっていると予想できます。

このグレープフルーツの香りのおかげで9%の酒臭はしっかり消えていて、アルコール直撃の感じはしません。

とまあ結構良さそうな雰囲気を醸し出していますが、ここからが本番です。

いよいよ実飲レビューと行きましょう。

実飲レビュー!

あっっっまーーーーーい!

マジかこれ。

一言で表すと、かなり甘いグレープフルーツです。っていうか甘すぎる。

香りの時点でなんとなく察する部分はありましたが、それにしてもちょっとこれは想定外の甘さです。グレープフルーツの酸味はあまり感じ取れません。ついでにアルコール臭さもマスキングされていてあまり分かりません。

大体ファーストアタックで果汁→アルコール感→美味しいやつはまた果汁、という1ループが組まれるのですが、これはちょっと何かが違う…

何というかグレープフルーツ果汁では無く人工的な甘味を凄く感じるんですよ。特に2口目からはこれが顕著。

多分人甘ハッピーセットをドバ入れしてる気がしますね…

どれくらい入ってるかというと、よーく舌と鼻で風味を転がしてみると若干のケミカルさを感じ取れるくらいには入ってます。

普段アルコール感じを感じ出すターンでこのケミカルさがやってくるので、9%の臭みは消せているなって感じです。

ただまあ後味は結構爽やかですし、ハッピーセットのケミカルさもまだセーフケミカルの範疇ではあると思いますので、安酒チューハイに一定以上の耐性があれば全然イケる範囲だと思います。

やはり前回の無糖DRY同様、恐らくVマークが9%のストロングを制御する為にあれこれ足していった結果がこれなんでしょうね。危険な産物を出さないよう、限界レベルの低コストの中でも慎重に守りながら調整していったという企業努力を感じます。

個人的にはもうちょっと酒臭さが出ても全然イケる口ですので、ここまで守らず攻めてほしかった気もしますね。

総評とあとがき

はい完飲。

まああれこれ言ってもこの低価格で崩壊せずに完成されている。という点は素晴らしいですし、何よりちゃんと飲み切れるレベルには仕上がっています。優秀というには少々難はありますが、個人的には地味に好感が持てるメーカーではあると思っているので全然嫌いではありませんよ。

まとめると一般的な酸味の強いグレープフルーツ寄りでは無く、ジュース寄りでガッツリ甘めなグレープフルーツを味わいたい人にはオススメ出来ると思います。

それなりにしっかりいらっしゃりやがる人工感には諦めて目を瞑ってください。

では!

他のVマークシリーズ実飲レビュー

成分表

成分 100mlあたり
エネルギー 56kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 0.6g
ー糖類 0g
食塩相当量 0.09g
プリン体

0mg

言いたい放題言ってる人
安酒マイスター

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